主にドラマの編集作業をやっています。
オフライン編集といって、収録されてきた全ての映像素材を見ながら必要な部分を
残したりしながらストーリーを作っていく作業をしています。
みなさんがよく思い浮かべる編集作業は、オフライン編集のことですね。
台本を読んで流れを把握しますが、あまり読み込みすぎずに
目の前の素材とカット割りを見て、最終的には直感的に判断しています。
現場で収録しているスタッフさん達とは別の視点を必要とされているので、
感覚を大切にしています。
1カット1カット意味を持って撮影されてきた素材をどのようにつなぐか、
どのようにアレンジを加えていくかが、編集の醍醐味だと思っています。
また、オンライン編集という、オフライン編集で繋げられたものを
見やすく映像加工したり、テロップを追加したりする作業も担当することがあります。
この作業はわりと集中して、あまり考えずにやっています。
やることは違いますが、個人的には作業に対する心構えはあまり変わりません。
編集作業がないときには、使っている機材やパソコンのメンテナンスをしたり、
ソフトウェアの勉強やトレーニングをしています。
特にオンライン編集の作業では多くのソフトを使うので、
編集作業がないときにどれだけ勉強やトレーニングしたかによって、
その後の自分が楽になれるか、大切な期間かと思います。
オフライン編集では、自分でつないだものが「面白かった」と自分で感じるときです。
監督と「これはどうだろう、こうしてみよう」とやりとりをしながらアイデアを
出し合って、物語をつないでいくという作業は面白いです。
わりと意見を求めている監督は多いので、初対面の監督はやはり緊張します。
最終的には監督のやりたいことを形にするけれど、
自分が感じたり思ったりしたことはその都度伝えるようにしています。
基本的にはオフライン編集を担当することが多いのですが、
たまにオンライン編集作業でテロップ作成をすると、楽しいなぁと思います。
大学時代から、オフライン編集をやりたいな、とは思っていました。映像学科で映画の製作をしているときに編集を担当して、カットの順番を変えたりだとかちょっとしたことで面白さが変わることの楽しさを知りました。
一旦はバラエティ番組の編集や映画の宣伝素材の編集をする会社へ進みました。仕事をする中で、映画のオフライン編集をする機会があり、それが楽しかったので本格的にドラマや映画のオフライン編集をしたいと思って、探していました。ドラマを中心にやっている会社は多くないので、募集のタイミングが合ってよかったなと思います。
毎日モニター画面を見て仕事をするので、あまりテレビを見なくなりました。昔はテレビっ子で、いろんなものを見ていたんですけどね。
でも、ドラマは好きなのでチェックしています。
編集作業をしているときは出前をよく注文するので、東中野界隈の出前事情に詳しくなります(笑)
時間がとても短い中での編集ですね。
撮影が終わってから、中24時間で編集をして、すぐに監督プレビューをしたことです。時間が限られている中で、なんとかまとめて、終わったときは、とても達成感がありました。
あとは、自分が携わっていることを話していないのに、作品を見た友人がエンドロールに載っている自分の名前を見つけて連絡をくれることがあり、見てくれていて尚且つ名前を見つけてくれたということに驚きました。
良い編集とは何かと言われると難しいのですが、”良い編集”をすることですね。
編集ソフトや技法が日々進化していく中で、様々な編集テクニックを取得して、
学んでいきたいです。
映画やドラマを見ていてテクニックを得ることもあるのですが、そういったことにも
敏感に反応していたいと思います。
自分の感覚にはないものを見るのは、とても面白いですし、刺激を受けますね。
あとは、後輩の育成にも力を入れていきたいです。
自分が持っている技術的なことは、ある程度教えられるのですが、
物語をどう繋ぐかは、教えてもらうばかりでなく
自分自身でも取得していなければならないと思います。
最終的に、これが絶対に正解というものがないので、すべてを教えることの難しさを
感じています。
お弁当ではないですが、社内で作業することがほとんどなので、時間のある日には会社周辺でランチをしています。
中でもおすすめは、大久保にあるベトナムちゃんのフォーはおいしいです。
あとは、西新宿のこめり(洋食屋さん)、中野坂上の鮨たじまの海鮮丼が好きですね。
中野坂上のミッキー飯店のミッキーラーメンも美味しいです。
ラーメンだと、東中野のきなりの和え玉というメニューがあって、ラーメンを食べたあとに追加で注文することをおすすめします!